外反母趾

外反母趾対策

外反母趾とは、足の母趾、つまり親指が外側に曲がって、関節のところで付け根がふくらんだ状態で変形するものです。これは靴が足の筋肉や腱を圧迫するのが原因です。高いヒールの靴をはき続けたり、靴をはいたまま長時間立っている女性にふえています。外反母趾は古くは、ルネッサンス時代からあったようです。日本では、草履や下駄を履いていたため、戦前はほとんど見られませんぜした。戦後、靴が一般的になると、急速に外反母趾がふえはじめました。最近は女性の社会進出などもあって、外反母趾でなやむ女性がふえています。外反母趾の大きな原因は、靴による圧迫ですから、特に先の細い靴を利用するほど、足の変形がおきやすくなります。また、ハイヒールは。足の先に力がかかるため、指の変形に拍車をかけています。

 

外反母趾は、足の変形に伴って、指の周囲にある筋肉も変形を助長するようになります。そのため、変形が進行してしまうと、元にはもどらなくなります。変形が進行して痛みがひどく、日常生活に差し支えるようであれば、手術をおこなう必要があります。外反母趾の手術は、欧米では100年も前から盛んにおこなわれてきました。約150種類もの方法があるといいます。現在もっとも多くおこなわれているのは、親指の中足骨という骨の一部を切って、親指の角度を矯正する方法です。手術時間は40分ほどで、7~10日間の入院が必要です。手術によって、親指の突出がなくなり、痛みがなくなります。また、術後3ヶ月ぐらいたてば、ハイヒールがはけるようになります。ただし、半年ぐらいは、指を正しい位置にとめておくために、家にいるときは、簡単な装具をはめることになります。手術には健康保険が適用されるので、重症で悩んでいるひとは一度診断をうけてみてはどうでしょうか。